Online & Real Shop Exhibition
Shimoo Design×池田優子×雨晴 「星迎え」
場所/会期
Online shop 雨晴食堂 / 2020年6月26日(金)21時 ~ 7月6日(月) 21時まで
白金台 雨晴 / 2020年7月3日(金) ~ 7月5日(日)
水墨画のように山の稜線や川の流れを感じるShimoo Designの浮様。
目の前にすると自然の情景が浮かびあがる池田優子さんのうつわやオブジェ。
自然への憧れを自身の作品に投影しているという共通点を持つ
下尾和彦さん、さおりさん。そして池田優子さんの3人展を開催いたします。
七夕の頃の出逢いが織りなす涼やかなお茶の時間をどうぞお愉しみください。
本展覧会はこの情勢を踏まえましてonline shop雨晴食堂を中心に開催いたします。
ご自宅でごゆっくり展覧会をお愉しみ頂ければ幸いです。
※Online shopと店舗のお取り扱い品は共通のものとなります。
※店頭の混雑を避けるためOnline Shopのご利用をお勧めしております。
立礼卓と茶道具
立礼卓(立礼式)は明治5年(1872年)の博覧会に際して外国人を迎えるための創案であり、
幕末から明治の変動の時代に合わせた茶道の近代化の先駆として評価されています。
Shimoo Designの入れ子式立礼卓はその機能と美しい佇まいから流派を問わず取り入れられ
茶の湯の新しいスタイルの形成に一役買っています。
下尾さおりさんがお茶を嗜み、その経験を元に下尾和彦さんがかたちにしていく。
夫婦間のコミュニケーションの中で日々進化しているShimoo Designの代表作です。
本展ではその立礼卓に池田優子さんが生み出した茶碗、水指、茶入れを組み合わせて展示いたします。
水指は身を池田さんが蓋をShimoo Designが制作した誂えもの。本展でしか手にすることのできない特別な
作品です。
流派を問わず。
自由に。
直感を大切に。
感性に頼って選んだ道具の組み合わせを愉しみながら
「おもてなしのお茶の時間」をみなさまと一緒につくることができれば幸いです。
浮様と中国茶器
近年、ますます注目が高まる中国茶や台湾茶。
いれるまでの行為、とりあわせる道具、感性を研ぎ澄ます時間の共有。
お茶を味わうための全ての過程に拘りをもって愉しむ方々が増えています。
池田優子さんもその一人。
お打ち合わせにご自宅にうかがうといつもおいしいお茶をいれてくださいます。
さりげないおもてなしがいつも嬉しいです。
本展では池田さんの片口や茶杯、茶則とそれを運んだり、飾るためのShimoo Designのトレイやお盆をご用意しています。
その組み合わせをどうぞお愉しみください。
飾り棚とオブジェ
Shimoo Designと池田優子さん。
僕が思う共通点は、自然への憧れをもち、そこから得たインスピレーションをご自身の作品に投影していること。
そして空間の中での佇まいを意識した視野の広いものづくりです。
それぞれの作品はダイニングテーブルの上だけではなく、
私たちが過ごす空間や時間に心地よい“間”を生み出してくれます。
下尾さんたちは日々、富山の美しい山々や身近にある木々を
池田さんは海辺の情景やそこにある貝や石を。
日々見つめ、感じ、時には怖れ。
その繰り返しの中で育まれた美しい感性が作品の中から溢れ出してくるようです。
下尾ご夫妻と池田さんの作品が私たちの心を動かすのは
その背景にある自然への憧れを私たちも持っているからなのでしょう。
在廊について
この情勢を踏まえて、残念ではありますが作家の方々の在廊は控えさせていただくことにいたしました。
本展が織姫と彦星が出会うことのできない雨の日の七夕だとしたら、
星いっぱいの晴れの日の七夕がそう遠くない未来に来ることを願って。