田中信彦×雨晴
「いろ、うつろう」

春から初夏にうつろう心地よい時季に開催するのは
「陶芸家」田中信彦さんの展覧会です。

本展のテーマは「いろ、うつろう」。

田中信彦さんの代表作の「色のうつわ」はもちろんのこと
「荒磁」や「ごま塩手」といったB面と位置付ける作品も並びます。

季節のうつろいと共に田中さんが表現する色のうつろいをお愉しみください。
みなさまのご来店をお待ち申し上げております。

会期:2024419日(金)-56日(月) 
※会期中の休業日 毎週水曜日
営業時間:13:0018:00 

◇場所 

雨晴/AMAHARE @amahare_shirokanedai
東京都港区白金台5-5-2
03-3280-0766
info@amahare.jp

◇来店予約

本展はご予約不要となりますのでご都合のよい時間に是非お越しください。

◇作家在廊予定日

4月19日(金)

◇オンライン販売について

オンラインショップでの販売については未定です。
詳細が決まりましたらSNSやメルマガでお知らせいたします。

Photo / Yuka Yanazume
Text / Kenichi Kaneko(AMAHARE)

いろいろ

2年前に雨晴で開催した田中信彦さんの展覧会「POP or PUNK」には
本当に沢山の方にお越しいただきありがとうございました。

その多彩な表現との出逢いをきっかけに田中さんファンになったという
お声を沢山伺えてとても嬉しい展覧会となりました。

待ちに待った本展のテーマは「いろ、うつろう」
色のうつわは更に「POP」にB面作品は更に「PUNK」に。

それぞれの作品と出逢えるのが私達もとっても楽しみです。

田中さんが表現する様々な「いろ」に染まった
白金台雨晴に是非足をお運びください!

あおいろ

表面をグラインダーで削ることで奥行きが増した青色の花器。
田中さんの作品の中でも一際目をひくこの表現に心惹かれるのは私だけではないはずです。

初夏の草花を生けて涼やかに。

しぶいろ

田中さんのB面作品代表の荒磁シリーズ。

よく見ると土灰の奥に潜むコバルトのいろ。

一見「しぶいろ」B面作品かと思いきや、その奥にPOPさが
潜んでいる田中さんワールド全開の作品です。

豆つぼ

抹茶碗を「チャワン」水指を「ミズサシ」茶入れは「豆つぼ」と呼ぶ田中さん。

粋なお茶人が選ぶ粋な茶道具(サドウグ??)にも関わらず
茶道具然とした名前を付けないところも田中さんらしいところ。

その作品名からは使い手の「見立て」に田中さんが期待しているようにも感じられます。

時計とタナカ?

こちらも荒磁シリーズなのですが丸い方はなんと時計モチーフ!

そして四角い方はよくみると「タナカ」に見えなくもない文字のようなものが、、
いや「タナカ」であるはずはないですが、、、

気になる方は展覧会で是非ご本人に伺ってみてください。

いろ、うつろう

本展のビジュアル撮影に立ち会った時に感じたのは
見る角度や距離、光のあたり方によって見えてくる「いろ」の数が異なること。

「うつろう」という言葉は日本的でとても好きなのですが
一見、無国籍に感じられる田中さんの作品からうつろいを感じられるのは何故なのでしょう。

それはきっと田中さんが下積み時代から努力しながら得た確かな
「日本」の焼き物の技術が作品づくりの根底にあるからなのでしょうね。

「いろ、うつろう」田中さんの作品にどうぞご期待ください!