はじめに
雨の日も晴れの日も
心からくつろげるくらし。
雨晴は現代の日本人にとって本当に心地よいくらしを
みなさまと一緒に考え、つくるブランドです。
石畳に落ちる雨音をきいて心地よいと感じる。
間戸からのぞく青空をみて晴れやかな気持ちになる。
自然に寄り添いながら過ごしてきた日本人は、
自然と共にくらすための知恵と感性を育んできました。
そのままのかたちを大切に引き継ぐもの。
今の暮らしに馴染むかたちにかえるもの。
それぞれを見立て、生かし、とりいれることで、
日々のくらしが心からくつろげるものになりますように。
雨の日も晴れの日も。
集い、語らう、ご飯の時間
人と料理とうつわ。
それぞれがひとつの食卓に集う、ご飯の時間。
自然と語らいたくなるような、自然と笑顔になるような
ご飯の道具をご用意しております。
おもてなしの、お茶の時間
人をもてなす。自分をもてなす。
鉄瓶でお湯をわかして適温まで冷ます。
ゆっくりとお茶をいれ、好みのうつわで美味しく頂く。
身も心もあたたまるお茶の道具をご用意しております。
自然を肴に、お酒の時間
月見、花見があるように、
自然を愛でながら呑むお酒はより美味しく感じるもの。
季節のうつろいを感じながら愉しむ
お酒の道具をご用意しております。
金子 憲一(雨晴主人 / ディレクター)
恵みの雨がなければ生きていくことができないはずの私たちは、
いつから雨が苦手になったのでしょう。
アスファルトの上で感じる雨
土の上で感じる雨。
同じ雨でも後者の方が心地よいと感じる人は少なくないはずです。
便利になりすぎた現代において、私たちが失いつつある
自然と共にくらすための知恵や感性が凝縮されたもの。
それが日本の工芸なのではないでしょうか。
雨晴が出会った作り手さんたちは、
身近な自然やものを創るための素材と真摯に向き合い、
くらしを愉しみながらものづくりに励んでいます。
そういった方たちの生き方にこそ
くらしのヒントがあるのではないかと感じています。
私たち日本人にとって本当に心地よいくらしとは何かを
皆様と 一緒に考えつくる場としてこの雨晴が存在できたら幸いです。
1978
江戸鼈甲の彫刻師の家系に生まれる。
2000
日本の工芸に携わる仕事に従事し、 日本全国を旅しながら作り手との関係を築く。
2015
雨晴開業