竹俣勇壱 × 雨晴「Reflections in Metal」
2年ぶりに「金工作家」竹俣勇壱さんの展覧会を雨晴/AMAHAREで開催いたします。
竹俣さんの金工作品と出逢ってから意識するようになったのは金属と光の関係性。
叩いた跡、曲げた跡、磨いた跡。
制作工程でできた景色と光が重なることで生まれる陰影の美しさを教えていただきました。
本展ではとあるお酒のイベントがきっかけで誕生したステム付きのタンブラーや
新作の銅鍋、進化したワインクーラー、もちろん定番のカトラリー等をラインナップ。
光も春へとうつろうこの時季に竹俣さんの作品と共に心地よい時間をお過ごしください。
皆様の御来店をお待ち申し上げております。
◇会期
2025年3月13日(木) - 3月24日(月)
※会期中の休業日 3月19日(水)
営業時間 13:00~18:00
◇場所
雨晴/AMAHARE @amahare_shirokanedai
東京都港区白金台5-5-2
TEL : 03-3280-0766
E-mail : info@amahare.jp
◇来店予約
本展はご予約不要となりますのでご都合の良い時間に是非お越しください。
◇作家在廊予定日
3月13日(木)
◇オンライン販売について
オンラインショップでの販売については未定です。
詳細が決まりましたらSNSやメルマガでお知らせいたします。
Photo / Yuichiro Ohmura @geargraphy
Art Direction / Kazuhiro Sawamoto @kaz.sawamoto
Text / Kenichi Kaneko @amahare_kaneko
脚の影
酒といえば竹俣さん。
竹俣さんといえば酒。
とあるお酒のイベントで工藝の選定を雨晴が担うことになり
最初に想い浮かんだのが竹俣さんの顔。
ヘビーカクテル用のグラスの制作をご相談したところ快くお引き受けいただき
誕生したのがこちらの銅製のタンブラーです。
ステムがあることで上品さが増し、足元に落ちる影がとても美しいです。
カクテルはもちろんのこと、ビールやワイン、日本酒にも。
静かに煌めく
以前、竹俣さんが制作していた真鍮の箸置。
本展をきっかけに復刻していただきました。
いつもわがままを聞いてくださり、本当にありがとうございます。
小ぶりなサイズ感とシンプルな形状が上品でよいなと思うのです。
鋳物で成型した証として生まれる、微小な穴も味の内。
箸置の稜の陰影が食卓で静かに煌めきます。
鈍い輝き
槌目の表情は金工の見どころのひとつですが
このレードルはサイズが大きいため、その魅力をより感じられます。
ざっくりと取り分けたいときに重宝するサイズ感。
スタッキングした時の収まりの美しさ。
古色仕上げを施したステンレスの鈍い輝き。
機能美を体現したこのレードルがあれば、ご飯の時間が待ち遠しくなりますね。
時と陰影
今夜はしゃぶしゃぶだ!
そう思わせてくれる存在感たっぷりの銅製の鍋。
時と共に深みが増し、銅の陰影も心地よく変化していくことでしょう。
曲線と影
あれ。これ見たことあるなと思った方。
竹俣さん通ですね。
定番のワインクーラーをより薄く、軽くしたのがこちらのワインクーラー ライト。
軽くなって取り回しがよくなっただけではなく、
口元の仕上げの趣も増しているのはさすが竹俣さんだなと。
曲線が生み出す美しい影を眺めながらゆっくりとお酒をお召し上がりください。
光と影
アクセサリーや鍵を置くのにお勧めの真鍮のトレー。
真鍮は光があってこその金属だと、この写真の撮影に立ち会った時に改めて感じました。
住空間の中に金工があることで光に意識が向き、光の移ろいを心地よく感じることができるのだと、
竹俣さんの作品と向き合う中で改めて実感しました。
本展をきっかけに、金工の中にある光の美しさを多くの方にお届けできればと嬉しいです。
竹俣さんの作品と共にみなさまの御来店を心よりお待ち申し上げております。