日の出ガラス工芸社 × 雨晴/AMAHARE
「初夏を想う」
毎年、雨晴に春の訪れを告げる、津坂陽介さん、久保裕子さんの展覧会。
本年は「初夏を想う」をテーマに春から初夏にかけて野山に広がる情景を想起させる
美しい作品が一堂に介します。
津坂さんのレースや久保さんの石文鎮といったシグネチャーからお二人の共作や新作まで。
富山の美しい自然とお二人が対話しながら生み出した作品と共に春を愉しみ、初夏を想う時間をお過ごしください。
みなさまの御来店を心よりお待ち申し上げております。
◇会期
2025年4月4日(金) - 4月14日(月)
※会期中の休業日 4月9日(水)
営業時間 13:00~18:00
◇場所
雨晴/AMAHARE @amahare_shirokanedai
東京都港区白金台5-5-2
TEL : 03-3280-0766
E-mail : info@amahare.jp
◇来店予約
本展はご予約不要となりますのでご都合の良い時間に是非お越しください。
◇点数制限
石文鎮や池文鎮、水玉はお一人様1点まで
水の箸置きはお一人様2点までとさせていただきます旨ご了承ください。
◇オンライン販売について
オンラインショップでの販売については未定です。
詳細が決まりましたらSNSやメルマガでお知らせいたします。
Photo / Yuichiro Ohmura @geargraphy
Art Direction / Kazuhiro Sawamoto @kaz.sawamoto
Text / Kenichi Kaneko @amahare_kaneko
初夏の記憶
夏が来れば想いだす、水辺の生き物と戯れた幼少期の記憶。
トンボが空を舞い、魚が生き生きと泳ぎ、キラキラと輝く水面をアメンボが散歩している。
久保さんが小さな頃から観察していた淡水に棲む生き物の記憶。
里山暮らしの中での新たな自然との出逢い。
記憶と出逢いが重なることで生まれた文鎮の中の初夏の情景を眺めていると
少しノスタルジックな気持ちになるのは何故なのでしょう。
初夏のさえずり
鳥のさえずりが春を告げ、
初夏に手が届く頃には日の出ガラス工芸社のお庭に沢山の鳥が遊びにきています。
年々愛らしさを増す、津坂さんの鳥。
今年は林檎をかじりに白金台に遊びに来たようです。
森の散歩
久保さんが森を歩く中で出逢った植物や出逢えたらよいなと思う植物を描いた手のひらサイズのドーム。
森に行くと人がリラックスできるように、ドームの中に置いた宝物がリラックス出来たらという想いを持って制作されたそうです。
みなさんも大切なものをそっと飾って、草花越しの初夏の風景をお愉しみください。
流水
津坂さんが描いた水の揺らぎを眺めていると心が穏やかな気持ちになりますね。
夏のお点前にお勧めのお抹茶碗と振出し。
涼やかなお茶の時間をどうぞお愉しみください。
やっぱり、鴨!
もうこれは、雨晴の初夏の風物詩といっても過言ではないでしょう。
とてつもない技術を用いて、なんて愛らしい作品を生み出してくださるのでしょう。
と毎年関心しっぱなしです。
生き生きと泳ぐ魚を眺める鴨がいる水辺の情景。
人間界の喧騒をよそにゆっくりと穏やかな時間が流れています。
本展を通じて春を愉しみ、初夏を想う時間をみなさまと一緒に過ごすことができれば幸いです。
津坂さん、久保さんの作品とともにご来店をお待ち申し上げております。