Online Exhibition 田中信彦×雨晴「POP or PUNK?」
春の情景を思わせる色彩豊かな表現を得意とする「陶芸家」田中信彦さんの
雨晴での初個展を開催いたします。
POPに見える田中さんの作品の内面から感じとれるのはPUNKスピリッツ。
確かな技術や感性と反骨精神が掛け合わさることで生み出されたその美しい表情に
世界中の料理人からも注目が集まっています。
本展では代表作「色のうつわ」は勿論のこと、B面的な渋めの作品もラインナップ!
田中さんのPOPでPUNKな作品と共に
みなさまのご来店をお待ち申し上げております。
会期:2022年5月13日(金)18:00 -5月15日(日)
※在庫は白金台雨晴と共通のものとなります。
実店舗で完売となっている作品については、掲載しておりません旨、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
飛びカンナ
好きなんです。
田中さんの飛びカンナ。
代表作「色のうつわ」のラインナップのひとつではありますが
その存在感は飛び抜けているなあと。
小鹿田焼を代表とする民藝のうつわに用いられる「飛びカンナ」の技術を生かして
POPでモダンな佇まいに再編集した田中さんらしい作品です。
ごま塩手
色のうつわが田中さんのA面作品だとしたら、
こちらの「ごま塩手」のような、ちょっと渋めのラインナップはB面的な作品です。
POPでなくPUNK
メジャーよりマイナー
そのスタンスが色濃く反映されているのがこちらの作品なのではないでしょうか。
個人的にはうっすらピンクの「灰桃」がお気に入りです。
色のうつわ
田中さんといえばやっぱり「色のうつわ」。
取材でアトリエにお邪魔した時にその誕生秘話を伺いました。
詳細は雨晴のオウンドメディア「くらしをつくる人」で触れたいと思いますが、
ルーシー・リーとの衝撃的な出会いに始まり、
試行錯誤する中で制作した「赤」が印象的な作品。
それに色を重ねていくことで生まれたのが「色のうつわ」です。
今や世界中のシェフを虜にしているこの色遣い。
「うつわ」であるということを意識する前に、
その色彩の美しさに引き寄せられてしまうのでしょうね。
荒磁
「陶器」のように見えますが、名前のとおり「磁器」で制作されている作品です。
多くは語らない田中さんですがPOPな作品をきっかけに
焼物の本質に迫るようなうつわにも興味を持っていただけたらという思いが詰まっています。
単体でインスタ映えするうつわも勿論素敵ですけど
こういった渋いうつわはより食材の色が映えますよね!
というメジャーに対するアンチテーゼを感じる作品です。
あられ
ずらりと並んだ色のうつわの「花器」。
POPでキュートな佇まいにキュンキュンしてしまいます。
田中さんのお気に入りは中央の赤い作品。
果実の様な雰囲気を狙いつつ、偶然も重なって生まれた色のグラデーションが美しいです。
人気の「あられ」は花器の他にプレートなども登場予定となりますのでどうぞご期待ください!
朝露のような
草木にしたたる朝露のような“雫”が印象的な美しい照明。
内側から光が透過することで、表面のテクスチャーや雫が柔らかく浮かび上がります。
透光性の高い磁土を使うことで実現できたこちらの作品は
「作るのは最初で最後かも?」とのことなので
雨晴の空間で是非その美しい佇まいをお愉しみください。
総数で600点以上制作して頂いているので
ご紹介しきれていない作品があれもこれもございます。
田中さんが生み出す
POPでPUNKな作品にどうぞご期待ください!