「ここに一本のスプーンがある。」
700年前に使われていたスプーンで、オランダの川底から発掘されたらしい。美術的な価値はほとんどないし、実用の役目もずいぶん前に終えている。このような錆びれて、朽ち果て、もう使えないスプーンやナイフがぼくの手元にはたくさんある。もともとは、つくり方を知るための資料だった。
竹俣勇壱
(あとがきから)
作り手:竹俣勇壱 / 石川県金沢
サイズ:約 W24 × H173 mm
商品番号:G03205
編集・発行/櫛田 理
デザイン/山口信博、玉井一平
写真/鈴木静華
発行元/FRAGILE BOOKS