池田優子×雨晴/AMAHARE
「深海」
「陶芸家」池田優子さんと出逢ってから海のことをより意識するようになりました。
近年届く作品に広がる海の情景からは、
池田さんがより深い場所へ辿り着こうとしている様子がうかがえます。
2年ぶりに雨晴/AMAHAREで開催する池田優子さんの展覧会のテーマは「深海」。
池田さんが海や自然に対する深い畏敬の念を胸に、ご自身と向き合いながら生み出した美しい作品とともに、心地よい初夏の時間をお過ごしください。
みなさまの御来店をお待ち申し上げております。
◇会期
2025年4月18日(金) - 5月6日(火・祝)
※会期中の休業日 4月23日(水)・30日(水)
営業時間 13:00~18:00
◇場所
雨晴/AMAHARE @amahare_shirokanedai
東京都港区白金台5-5-2
TEL : 03-3280-0766
E-mail : info@amahare.jp
◇来店予約
本展はご予約不要となりますのでご都合の良い時間に是非お越しください。
◇作家在廊予定日
4月19日(土)
◇オンライン販売について
オンラインショップでの販売については未定です。
詳細が決まりましたらSNSやメルマガでお知らせいたします。
Photo / Eri Masuda @massu_90
Styling / Megu Okazaki(AMAHARE)
Text / Kenichi Kaneko(AMAHARE) @amahare_kaneko
タフォニ
展覧会の撮影用に、池田さんからより表現の奥行きを感じさせる作品が届きました。
池田さんの海の家の近くに広がる水床湾には、「タフォニ」と呼ばれる、岩盤や岩塊の表面に刻まれた風化穴が見られるそうです。
池田さんは「タフォニができた岩肌には、美しさと同時に、少しの怖さ、そして強烈なパワーを感じるんです。今回はそんなものにもインスパイアされています」と語ってくださいました。
徳島に拠点を構え、海との結びつきがますます深まった池田さんの新たな表現に、期待が膨らみます。
茶盌
奥行きが増したと言えば、池田さんのお茶道具も。
かたちも表情もより洗練され、池田さんが日々お茶の時間を愉しんでいらっしゃるのだろうなあと想像してしまいますね。
深海
光が届くところとそうでないところ。
青が美しいところや深い闇のような黒に恐怖を覚えるところ。
いままで見た中で一番大きなこちらの壺の中には海面から海底まで、
池田さんの心の中にある海の情景が広がっています。
水指
サンゴの様なテクスチャーの水指に
たっぷりと水をいれてお客様をおもてなし。
青い花器
青と白のコントラストが美しいこちらの花器。
静かな海には静かな草花がよく似合います。
貝殻拾い
池田さんのご家族はみなさん海が好き。
サーフィンをしているご主人と息子さんを待つ間、海で貝殻を集める池田さん。
こちらは茶入れなのですが、海辺に落ちていてもおかしくないくらい海に溶け込む佇まい。
それが表現できるのは池田さんが海に身を置く時間が充実したものなのだからでしょう。
池田優子さんが生み出す美しい海や自然の情景と共に
みなさまの御来店をお待ち申し上げております。