津坂陽介+久保裕子(日の出ガラス工芸社)× 雨晴 「春を告げる」

春を告げる 久保裕子 津坂陽介

 

会期:3月4日(金)-3月13日(日)
※会期中の休業日:3月7日(月)、8日(火)、9日(水)

 

 

春を告げる花や鳥や虫たち。
あたたかな風や陽の光。

 

冬の間は一面雪景色だった
日の出ガラス工芸社がある里山にも
少しずつ、少しずつ春が近づいています。

 

津坂陽介さん、久保裕子さんの身の回りにある美しい情景を描いたオブジェや
新しい季節にとりいれたいうつわや花器をご用意して
みなさまのご来店をお待ち申し上げております。

 

 

◇場所

雨晴/AMAHARE

東京都港区白金台5-5-2
03-3280-0766
info@amahare.jp

 

◇作家在廊について

この情勢を受けましてお二人の在廊は控えさせていただきます。

 

◇オンライン販売について

オンラインショップでの販売については未定です。
詳細が決まりましたらSNSやメルマガでお知らせいたします。

 

◇久保裕子さんの池文鎮、石文鎮、水の箸置きにつきまして

大変人気がある作品となりますので文鎮はお一人様、2点まで、
水の箸置きはお一人様5点までとさせて頂きます旨ご了承くださいませ。
みなさまのご来店をこころよりお待ち申し上げております。

 

Photo / Yuichiro Ohmura @geargraphy
Art Direction / Kazuhiro Sawamoto

 

 

 

春を告げる鳥 久保裕子 津坂陽介春を告げる鳥

 

今回の展覧会のメインビジュアルは津坂さんの作品はレースにしたいなと思っていたんです。

昨年はレースがとっても評判がよくて、
「いよいよ津坂さんのレースの時代がやってきたか!」と勝手に思っていたのもあってのことだったのですが、、、

 

久保さんから「まだお見せしていない津坂の面白い作品があるのですが送ってもいいですか?」という
前振りがあってから届いたのがこのカモのデカンタ。

可愛らしい!という印象はもちろんのこと

「どうやって作っているの?」とか
「カモの動きがリアル!」とか
「魚見ているなあ!」とか、
子供の頃に戻ったように純粋な気持ちで作品に話しかけてしまいました。

 

そうこうしているうちに、「やっぱり津坂さんのメインはこのデカンタだ!」
と思い立ち今回のビジュアルに繋がったのです。

アイデアがあってもこれを表現できる人はそうはいないだろうなあ。

春を告げる鳥といえば鶯のことを差しますが、
この鴨を見て、もうすぐ春なんだなあと感じたのは私だけではない筈です。

 

水辺に春が来た 久保裕子 津坂陽介水辺に春が来た

 

毎年楽しみにしている久保さんが描く水辺の情景。

池の中では魚たちが生き生きと泳ぎ
水辺では蝶や蜂たちが嬉しそうに春の草花に集まる様子が描かれています。

 

「久保さんが毎年、少しずつお庭に来る生き物の数が増えているんです」
とおっしゃっていたことを作品を拝見して思い出しました。

久保さんの日常での生き物との出逢いが作品に投影されているのだなあと
毎年、描く生き物が増えているのを見て、しみじみと想うのです。

 

春の陽だまり 久保裕子 津坂陽介春の陽だまり

 

メインビジュアルにはならなかったものの、やっぱり素敵な津坂さんのレース。
春の陽だまりの様なやわらかな光にあてると美しいレース模様が浮かび上がってきました。

個人的にお気に入りはホースヘッドのデカンタ。

レースの表現はもちろんのこと
馬の鬣の美しさに惚れ惚れとしてしまいます。

 

春を生ける 久保裕子 津坂陽介春を生ける

 

魚が生き生きと泳ぐ様を描いた久保さんの花器。

水を張るとそのレンズ効果で躍動感が増し、目の前を魚が泳いでいるようです。

春はお花もたくさん出てきて選ぶのも生けるのもとても楽しいですよね。

身の回りの生き物が活動し始めると人間も同じように活発になるのだなあと。
当たり前のことだけど、自然に生かされていることに気がつかされます。

 

春の陰影 久保裕子 津坂陽介春の陰影

 

北欧のアーティストが制作したような佇まいのこちらの花器は津坂さんの作品です。

今まではもう少しビビッドな色使いが多かったのですが
今回届いたのはシンプルな黒。

クリアと黒のコントラストが美しく、作品自体が光と影を表現しているよう。

軽やかに伸びる影までもがモダンな印象です。

 

春を歩こう 久保裕子 津坂陽介春を歩こう

 

昨年デビューした、品品小林健二さんとのコラボレイト作品「ハリネズミ用のドーム」。

ご好評につき今年もハリネズミと共に雨晴にやってきました!

左のドームは久保さん一押しの作品。

ハリネズミが散歩中に出会った草花をイメージして描いています。
中には空想上の植物もあるそうですよ!

 

 

まだまだ東京も寒いですが、春を告げる津坂さん、久保さんの作品に会いに
雨晴まで是非遊びにいらしてくださいね!