10月 17, 2023
雨跡2023 水田典寿×雨跡 「Glossy and Matte」
水田典寿×雨跡
「Glossy and Matte」
at 雨晴/AMAHARE
10月20日(金)~11月6日(月)
白金台雨晴では昨年に引き続き
「造形作家」水田典寿さんの個展を開催。
Glossy(光) と Matte(影)をテーマに
流木などの廃材を用いて制作された木彫や家具作品が並びます。
陰を愛でることのできる日本人の感性を呼び覚ましてくれる
静かに熱をもった作品にどうぞご期待ください。
◇場所
雨晴/AMAHARE @amahare
東京都港区白金台5-5-2
03-3280-0766
info@amahare.jp
◇来店予約
本展はご予約不要となりますのでご都合のよい時間に是非お越しください。
◇作家在廊予定日
10月20日(金)
◇オンライン販売について
オンラインショップでの販売については未定です。
詳細が決まりましたらSNSやメルマガでお知らせいたします。
見立てたもの
見てください。
この愛らしく輝く美しい瞳を。
こちらの作品は古い椅子の足をキリンの長い首に見立てて制作しているもの。
何かを何かに見立てる。
日本人が本来もつこの美しい感性を水田さんの作品から感じ取ることができます。
今年で2回目となる雨晴での水田さんの個展。
昨年はクリエイティブなお客様に沢山お求め頂いたとっても嬉しい展覧会となりました。
水田さんと古材との出逢いが一期一会なので
作品とお客様との出逢いも一期一会。
さて、今年はどのような出逢いが待っているのか今から楽しみです。
遺したもの
本展のメインビジュアルにもなっている狼。
左半分は水田さんが手を加えることで命が吹き込まれたい狼の顔。
右半分は流木が朽ちた表情をそのまま遺したもの。
右半分は流木が朽ちた表情をそのまま遺したもの。
狼が持つ二つの表情から、生命の光(生)と影(死)の対比を見ることができます。
彫ってある表情の狼は何を見つめているのだろう。
彫っていない方も狼の顔に見えるのは何故なのだろう。
水田さんが流木と向き合った時に見えたものが
水田さんの手によって可視化されることで
私達にもそれが何なのかが伝わってくるようです。
引き継いだもの
こちらの期待に120%で応えてくださる水田さん。
雨跡初年度には「YUKIMI」という日本的なテーマに対して
枯れ枝を用いて制作した「角」を発表してくださいました。
冬枯れしたような表情の松の枝が落とした影がBaxterの空間に
美しくそして、儚げに写る姿に沢山の方が足を止めていました。
「角」をきっかけに用いるようになった枯れ枝から生まれたのがこの「鳥」。
懸命にそして力強く羽ばたく姿を、
水田さんが羽に見立てた枝から感じ取ることができるのです。
本展では30点近い水田さんの作品が一堂に会します。
光と影を感じる水田さんの作品との対話をしに雨晴に是非いらしてください。
みなさまのご来店をお待ち申し上げております。