眞喜屋修 × 雨晴/AMAHARE
「More Primitive」

眞喜屋修 × 雨晴/AMAHARE
「More Primitive」

沖縄県南城で作陶に励む「陶芸家」眞喜屋修さんの展覧会を白金台・雨晴/AMAHAREにて開催いたします。
実に4年ぶりとなる本展のテーマは「More Primitive」。
土や釉薬を一から見直し、今、眞喜屋さんがつくりたいと思うものを生み出してくださいました。
サトウキビの灰から生まれたキビ釉のこっくりとした白。
読谷での修業時代に譲り受けた登り窯の灰を用いた松灰釉。
コントロールしきれない釉の流れが美しい、ガジュマル灰釉。
あえて装飾を省き、素材そのものの美しさを追求する姿に心惹かれます。
「プリミティブ」のその先に生まれる、洗練された佇まいにどうぞご期待ください。
みなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております。
◇会期
雨晴/AMAHARE
2026年7月17日(金)- 7月27日(月)※水曜定休
Online Exhibition https://shop.amahare.jp/
2026年7月31日(金)18:00 - 8月2日(日)
※特設ページは7月31日(金)18:00以降にご覧いただけます。
◇作家在廊予定日
7月17日(金)
◇場所
雨晴/AMAHARE @amahare_shirokanedai
東京都港区白金台5-5-2
03-3280-0766
info@amahare.jp
◇来店予約
本展はご予約不要となりますのでご都合の良い時間に是非お越しください。
Photo / Eri Masuda @massu_90
Styling / Megu Okazaki (AMAHARE)
Text / Kenichi Kaneko(AMAHARE) @amahare_kaneko
静かな
13年前。
作陶に打ち込める静かな環境を求めて首里から南城へ移り住んだ眞喜屋さん。
以前は農家の方が使っていたという土地は、さとうきび畑に囲まれ、赤瓦の小さなお家が残っている沖縄の原風景が広がる場所。
雨晴での展覧会が今回で3回目となる眞喜屋さんの新作が手元に届きました。
今までにない土の質感、荒々しくも静かな佇まい。
この13年の間も変わらず、日々忙しく過ごしてきた眞喜屋さん。
ようやく求める「静かな作品」に辿り着けたのかなと思うと、じんわりくるものがありました。
松の灰
眞喜屋さんの代表作と言えば、コバルト色の生き生きとした染付のうつわ。
本展では、「松灰釉」「キビ釉」「ガジュマル灰釉」といった新しい「釉薬」と
やんばるの原土をブレンドした「土」を掛け合わせるという新しい表現に挑戦しています。
土瓶の柔らかな緑は、松の灰で表現したもの。
この釉薬は、眞喜屋さんが修業時代に焚き続けた
登り窯から出た松の灰を調合して作られています。
思い出深く、沖縄では貴重な松の灰を本展に向けて新たに調合していただいたと伺い、
こちらの気持ちも入ります。
キビ釉
昨年、久しぶりに眞喜屋さんのアトリエにお伺いしました。
「サトウキビ畑」の先に赤瓦のお家を見つけると自然と心が高鳴ります。
いつもどおり笑顔で迎えてくださる眞喜屋さんと奥様。
冷たいお茶をいただきながら、辺りを見回すとギャラリーの片隅に置いてある白い壺に目が留まりました。
眞喜屋さんに伺うと
「ずっと前からここに置いてある作品なんです。独立してすぐにつくったサトウキビの釉薬を使った白い壺です。今はこの白さが出せなくて、、、」
とのお答えが。
何度もお邪魔しているのに気づかなかった自分の目の節穴ぶりを猛省しつつも、
その美しい「白」に惹かれて、
「こちらの作品を展覧会に出品していただけないでしょうか?」とご相談しました。
作品に小さな罅があるため出品は難しいけれど、キビ釉にチャレンジしてみます、と嬉しいお返事をいただくことができました。
それが手元に届いた時の感動たるや。
原始的なのに静かでモダンなこの白い壷。
みなさまにも是非ご覧いただきたいです。
プリミティブの先
本展のテーマ「More Primitive」はこちらの作品から想起したもの。
土の粗さの先に見えるモダンな佇まい。
かたちは眞喜屋さんが独立当初から手掛ける「朝顔鉢」。
素材にあわせて形状も進化させたと伺いました。
琉球という独自の文化圏で発展してきた沖縄のやきものは、
様々な国の影響を受けながら確かな芯を創り上げてきました。
「沖縄らしさ」は人それぞれだと思いますが、沖縄生まれ、沖縄育ちの眞喜屋さんだからこそ表現できるルーツのその先にある美しい佇まいに心惹かれるのです。
眞喜屋さんが生み出した「プリミティブの先」にあるもの。
どうぞご期待ください。